グループシンク

 1972年に社会心理学者のアーヴィング・ジャニスが提唱した「集団で決めた事柄が大きな過ちにつながる」現象。日本の組織では、異論を挟むことなく、何となく意志決定がされる。排他的かつ同質性の高い組織には異論を排除する関係者の独善的なマンイドセット(固定した思考)がある。学校の常識が社会の非常識と言われるように、俗にいわれる公務員体質。日本では企業や役所などの組織に所属するとそこにずっと居続ける。年功条例、終身雇用の単線型エリートがその体質を強化してきた。自身の職場の話しになると発言もしないし、意見も持たなくなる。